先日記事にした、萩ノ茶屋駅そばに並んでいたお酒の自販機を1年ぶりに見に行った話を。
(西成といえば酒! 飲まずにはいられない?)

 大阪西成探訪・萩ノ茶屋駅のそばで見かけた個性的すぎる酒自販機
 大阪西成探訪・西成警察署から萩ノ茶屋駅方面へ(2017/12)

●「冷えてます」を強調
というわけで、朝の西成散歩ついでに南海線・萩ノ茶屋駅の西側すぐ近くにある自販機コーナーへ。
(萩ノ茶屋駅にほど近い「ビジネスホテル福助」に泊まった日の朝だった)

 安宿旅行記・大阪環状線・新今宮駅「ビジネスホテル福助」(1泊1500円~)

「のものも」「まる」「トリスハイボール」などのお酒が並ぶ中、右上の方には年季の入った感じの「冷えてます」ステッカー。
(下の方に小さく「いいちこ」が描かれているが、ステッカーの後ろに隠れた缶は別の酒っぽい)

さらに、真ん中あたりにも手書きで「冷」の字(一文字だけというのがまた味がある)が貼られていて、よく冷えてることをアピールしてる模様。
(その周りのガラスがぼやけていて並んでる商品が見づらいが、相当年代物の自販機なのだろうか…)
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なお、商品棚の下には「謹賀新年 南海電鉄萩ノ茶屋駅」というなんとも年の瀬らしい貼紙もあった。
(よく見ると日付は「2018年 元旦」だったが、一年間貼りっぱなしだったのだろうか…それもまた西成らしいが)


●「これがないと生きてゆけません」
別の自販機にあった大吟醸ワンカップ。
カップの上に小さく「これがないと 生きて ゆけません」と書かれていて、酒好きの西成おじさんの心の叫びを表してるよう。
(アル中患者のおっちゃんでなければいいのだが…)
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●新聞の自販機
ちなみにお酒の自販機の隣には、朝刊を売る新聞の自販機も置いてある。
(こちらも枠の汚れ具合や広告を剥がした跡などかなりの年代物?)

西成住民の貴重な情報源だろうか。
(たいていドヤ宿のラウンジに1つか2つは新聞が置いてあるが、愛読紙がある方はこちらで買ったりするのかもしれない)

上の目立つ場所に「デイリースポーツ 140円」「サンスポ」などのスポーツ紙、下の方に産経、読売など一般紙が並ぶ順で、売れ行きの違いを示しているのかもしれない。
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ひとつ気になったのは、右上をよく見ると「感謝 感謝 感謝」と書かれた貼り紙があったこと。
(右下付近には黄色で「感謝の気…現金で…」という紙も)

ただならぬ思いを感じるが、今日も生きていられることへの感謝を忘れてはならないという西成住民の教え?


さらに、一部の新聞の棚には

「モーニングサービス 先着100名様」
「生活保護応援キャンペーン」

という貼紙もあったが、詳細は不明。
(早朝のため近くに店員がいなくてわからずじまい。新聞にオマケでも付いてるのかもしれないが…)
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といったところで以上。

自販機1つにも様々な歴史や秘密が感じられる西成の底は知れない…。
(なお、自販機を見た後は近くの萩之茶屋本通商店街にある早朝から開いてるゲームセンターにも立ち寄った。詳細は以下記事)

 ゲーセン巡り・大阪西成・萩ノ茶屋駅「シンエイゲームセンター」