ドヤ街余生日記

定職を辞めた後、ドヤ街の安宿を使った旅で自分探しをする男の記録。

2016年02月

久々に東京のドヤ街・山谷を散歩(2016年2月)

今回は久々に東京のドヤ街・山谷界隈を散歩した時の話を。
(前回行ったのが2014年6月頃で、かれこれ1年半ぶりだった)

 続・東京のドヤ街・山谷を歩く
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-479.html

●南千住駅近くの商店街
xP1210095

山谷の最寄り駅である南千住駅の近くには昔ながらの商店街が随所に残っている。
商店街の細い通りを進んでから駅の方を振り返ると、駅付近の新築高層マンションと昔からの店舗兼住宅の対比が印象的。
(商店街の定番・道の両側に飾られた「造花っぽい何か」も哀愁を誘う)

●増税などで安宿も値上げ?
xP1210104

南千住駅を出て鉄道の高架をくぐり、駅の南側の山谷を目指す。
その途中の大通り沿いに点在する安宿の1つ。

「冷暖房完備」がウリな昔ながらの宿だが、よく見ると料金が「\2200」と紙が貼られていた。
もしかしたら山谷にもホテルの「爆買い」的な波(による値上げ)が来ているのかもしれない。
(実際の所は、主な原因は物価高や電気代値上げや消費税増税あたりと思われるが)

●新しいめのホテルも
xP1210105

その近くにあった新築風のホテル「アクセラ」。

1泊3450円、連泊なら3250円と周囲の古くからの安宿に比べればやや高めに感じるが、
「東京駅から電車で20分、駅から歩いて5分ちょっと」の立地でこの値段は冷静に考えれば安い?
(土地柄は置いといて…ホテルの詳細は以下)

●いろは会商店街
xP1210107

山谷の中にある古めかしいアーケード街で、まだまだ「あしたのジョー」推しの商店街。

よく見ると、入口の垂れ幕が前に来た時(以下リンク)と違い、ジョーから丹下段平に変わっていた。
(「ジョーのやつ さっきまでそこにいたんだが…」とストーリーを感じるセリフもなんかいい)

 東京のドヤ街・山谷を歩く
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-393.html

なお、平日の昼間だったが、近くの道端では中年~老年っぽい男性が何人かだべっていた。
(道の右側、フレームアウトした部分にいた。前回も書いたが、まさに「孤独のグルメ」原作1巻1話で出た世界)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

中古価格
¥85から
(2016/2/27 10:14時点)



※カメラを向けただけで怒られる危険もあるので、彼らからは距離を置き、あくまでジョーを見に来た観光客を装って行動した。

商店街の中の様子はまた次回。

「ホームレス多く安全とはいえない」外国人向け観光地図での西成

先日、大阪へ観光した際、市内を散策しようと思って駅にあった地図を手に取ると、英語と中国語で書かれた外国人向けの物だった。
(地図としては問題なく使えたので、日本人だがそのまま活用させてもらった)
xP1190003

「EXPLORER OSAKA」とあり、大阪駅周辺や難波、天王寺などの詳細地図や有名店などが紹介されている。
(中国語がしっかりサポートされているのが今風な感じ。大陸に近くアジア系の観光客が多いからだろうか)

その中で、天王寺エリアの紹介ついでに西成にも以下の写真のような説明があった。
xP1190004

大体意訳すると

「西成地区:お手頃価格のホテルが多く、外国人のバックパッカーなどに人気です。
 ただ、動物園前駅の西側にはホームレスの住民が多いです。
 安全とはいえないので、ご用心ください」

といった感じだろうか。

以前紹介した、ゆるキャラ「にしなりくん」を使った楽しげな観光マップとは違い、
ホームレスの住民が多いこと、警戒すべきことをちゃんと説明していて、お役所寄りの説明という印象。
(外国人観光客が増えた中、そういう情報も出しておかないといけないのだろう)

 「西成ゆるキャラ」使った観光マップ
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-411.html
 wpXレンタルサーバー

なお、新今宮駅周辺は北東側のフェステイバルゲート跡地にマルハンやドンキホーテができたりと、数年前に比べかなり賑やかになっている。
(地図上の表記も英語・中国語なのが新鮮)
xP1190006

1泊1000円台から格安で泊まれる簡易宿所も「H」マークで多数表示されている。
(自分がよく愛用している宿も記載されていた。詳細は以下)

 安宿・大阪「ビジネスホテル 喜久家」(1泊1400円~)へ再び
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1051969735.html
 heteml
 安宿旅行記・大阪・西成「ホテル マルモト」(1泊1500円~)
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1011298689.html
 安宿・大阪「ビジネスホテル来山 北館」(1泊2200円~)へ再び
 http://yasuitabi.blog.jp/archives/1022283067.html


西成・新今宮駅前の200円弁当の店、お洒落なパブに様変わり

以前の記事(以下リンク)で紹介した「新今宮駅前の200円弁当の店」だが、先日行くと「KAMA PUB」というパブに変わっていた。

 大阪環状線・新今宮駅前の200円弁当の店、閉店していた
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-574.html
 スマートチラシ

(昨年12月にオープンしたばかりとのことで、関連のニュース記事も出ていた)

 大阪・あいりん地区 _ パブがオープン 外国人観光客狙い - 毎日新聞
 http://mainichi.jp/articles/20151211/k00/00e/040/234000c

xP1040271

周辺の簡易宿泊所を利用する外国人旅行者が急増していることからそれをターゲットにしたらしいが、まずはお手並み拝見といった所。

ちなみに新今宮駅周辺の一般向けのお店としては、他にファミリーマート、王将、ドンキホーテなどがある。

しかしその一方、交差点角は昔から営業するパチ屋、居酒屋、現場作業員向けの道具屋、警察署が占めていて、雰囲気が変わるまでの道は長そうである。
(こんな花壇もあったりするのだが)
xNEC_0011

ドヤ街の食事(2015・冬)

先日、ドヤ街に連泊していた時に食べた物をまとめてみた。
(円安や物価高の中、普通のコンビニやスーパーに比べればまだまだ安い品が溢れていた)

 関連記事:ドヤ街のお食事(外食編)
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-299.html

●「ぶっかけそば(138円)」
xP1030296

宿の近くのスーパー玉出で購入。
(夕方頃に行くと20円引きでさらに安かった)

カップの中に茹でられたそばとゼリー状のツユが入っている。

「このままレンジでチン」の説明通り、レンジで温めるとツユが溶け、かき混ぜるとぶっかけそば風になる仕組み。
(ツユが溢れないよう少な目なので「かけそば」でなく「ぶっかけそば」ということ?)

具材は油揚げ・ネギ・カマボコ・揚げ玉、そして唐辛子と至ってシンプル。
しかしながら味は下手な駅のそば屋並みにしっかりしていて、値段から考えればそばの量も多くてそれなりに満足の一品だった。


●「キャベツ焼き(150円)」
xP1030298

お好み焼きを半分に折り、刻んだキャベツや揚げ玉、卵などの具材を挟んで焼いた品。
(日本橋の一角に露店があり、パック入りで持ち帰りできた)

居酒屋などそれなりの店で食べるともっと高い値段の店もあるが、こういうメニューは安い値段で食べた方がおいしく感じる不思議。
(駄菓子屋感覚とでもいうか)


●「特選おにぎり(2個98円)」(写真右)
xP1040296

別の日、また安定の「スーパー玉出」で買ってきた。
小さなパックに明太子・かやくごはんの2つのおにぎりが入っていて、さらにタクアンも入ってる豪華さ。
(1切れだけだが貴重)

いまどきコンビニじゃこの値段でおにぎり1個も買えない(100円セールでも無理)と思うと、改めてコンビニの値段の高さを実感する。
(原材料は気にしだしたらきりがないので、無視。ココイチのカツのニュースなど氷山の一角(?))

※なお、写真の左のパンは別の店(天神橋筋商店街のベーカリー)で買った「チキンカレーパン(120円)」。
 鳥のから揚げ+カレー味に炒めたキャベツなどが挟まった一品でなかなかうまかったが、これ1個が隣のおにぎり2個よりも高いと思うと少々複雑な心境。
 (こういう思考に陥ると気軽に物を買えなくなり、過剰に節約を考えて食の幅が狭くなるのが怖い)

●「グリーンバヤリース シークヮサー(30円)」
xP1030299

西成定番の激安自販機で買ったもの。
炭酸ものを選んでおけば、よほど変な味でもない限りはそれなりに飲めるのが嬉しい。

 関連記事:1本20円~大阪・ドヤ街の激安自販機(2015・春)
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-580.html

ちなみに他の自販機はこんな感じ。
こちらは「ホワイトクリームソーダ」や「ラスコーラ」など安定の50円缶が並んだ自販機。
(数年前から品揃えが変わってない感じだが、それなりに売れているのだろう)

 関連記事:大阪・ドヤ街の激安自販機(2013・冬)
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-330.html

xP1040019

その近くにあった100円均一自販機。
普通に考えれば100円でも安いはずなのだが、西成では高い部類に入るのがなんとも皮肉。
xP1040037

といった所で以上。

1泊1500円程度の宿に泊まり、1食200円位で済ませれば1日の生活費は2000円ほどで済む…と思うと、一時期話題になった東南アジアとかでの「外こもり」的な格安生活のような安さを思い出す。
(いざとなったらここへ行けば生き延びれる?と思うと不思議な安心感が湧いてくる)

ルポ 餓死現場で生きる (ちくま新書)

中古価格
¥47から
(2016/2/1 18:58時点)


オススメドヤ街宿
ギャラリー
  • 大阪西成探訪・飛田新地からの帰り道(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地からの帰り道(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地からの帰り道(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地からの帰り道(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地付近の散策(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地付近の散策(2018/12)
  • 大阪西成探訪・飛田新地付近の散策(2018/12)
  • 西成ドヤ街から歩いてすぐ・通天閣の地下を散歩(2018/12)
  • 西成ドヤ街から歩いてすぐ・通天閣の地下を散歩(2018/12)