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前回の記事(以下URL)より細かく、大阪の西成(新今宮駅周辺)に並ぶドヤ街の簡易宿所の特徴を並べてみた。
http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-34.html
(上の写真は参考画像。この地域でよくある典型的なドヤ街の部屋で、普通のアパートのドアっぽい入口が特徴的)

wikiによると「ドヤ街」の語源は、『宿(やど)を「人が住むところではない」と自嘲的に逆さまに読んだのが始まり』とのこと。
基本的には安く寝るだけの場所と考えた方がいいだろう。
(3畳でも足はのばせるので、ネカフェのイスで寝るよりは快適かもしれない)

1.値段
 シングル1泊1500円前後。相部屋なら1000円位のところもある。
 (なお、宿泊料金と別に、カギの保証金を1000円位預かる所が多い(チェックアウト時に返金))

2.館内での土足
 入口から先は土足不可。入る時はスリッパに履き替え、さらに靴は自分の部屋に持っていく。
 (和風旅館と違い、下駄箱はない(あっても人の出入りが多く、個々人の履物まで管理しきれない)ため)

3.部屋
 ベッド(和室なら布団)・テレビ・エアコンだけ置かれた3畳くらいのシングル個室。
 (バストイレは共用。冷蔵庫やテーブルの有無は宿によりまちまち)
 ドアにチェーンはなく、普通のアパートのドアとカギという感じ。

4.虫
 ホテル紹介サイトの口コミを見ると、一部のホテルで、トイレ、場合により客室にもGが出ることがあるらしい。
 (自分は春先に利用した時、1cm位の小型Gをトイレで見かけたことがある)
 自分はこれが苦手なので、冬~早春の時期しかドヤは使わない。

5.ネット環境
 宿によりまちまち。無線LANありの所が多いが、電波が弱くて使えない宿もある。
 (「映像、ネトゲなどの大容量データ通信は禁止」と明記している宿もあった)

6.アメニティ
 基本的になし。ハブラシやタオル、宿によってはシャンプーやリンスも持参しないといけないことも。
 (宿により、大浴場にシャンプーやリンスがなく、別売りのところもあるので注意)

7.コンセント
 1,2箇所しかない所が多い。テレビの裏にしか口がない所もある。
 (充電するものが多い場合、テレビや冷蔵庫のコンセントを外さないといけない場合も)

8.トイレなど
 普通の民家のように、トイレ、洗面所に加えて台所がある宿が多い。
 連泊して我が家のように使う人は、自炊等をするのだろう。

9.立地
 宿が集まる「ドヤ街」の中に建っていることが多い。
 (この点、駅前通りで他業種の店に溶け込むビジネスホテルとは一線を画す感じ)
 宿の周りでは日雇い労働者風の人が出歩き、年代は様々。
 (歩くのがおぼつかない人もいる)
 朝は手配師風の人がワゴン車を道端に止めて、その日の人夫を集めようと目を光らせている。
 その横には、ガレージに簡単なテーブルと自販機を並べただけの簡易立ち飲み屋があったりと、
 駅前通りから数分横道に入っただけで、別世界の様相である。

一般的なビジネスホテル(東横イン的なところ)との価格差(ドヤ:1500円前後。普通ホテル:5000円前後)でこれだけ環境が違ってくるので、つくづく人を選ぶ宿だと思う。
(寝るだけと割り切って周辺観光の拠点にするのにはもってこいと思う)

 関連記事:ドヤ街から行く周辺観光(兵庫・新長田・明石編)
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-259.html

追記(関連記事):ドヤ街宿より狭い、カプセルハウスっぽい形の「脱法ハウス」というのもある模様。
 http://doya-gai.blog.jp/blog-entry-254.html