ドヤ街余生日記

定職を辞めた後、ドヤ街の安宿を使った旅で自分探しをする男の記録。

大阪西成探訪・新今宮駅前から飛田新地方面へ(2018/12)

今回は、西成ドヤ街を散歩した時に見かけた風景写真などを適当に。
(以前の記事の続きで、動物園前一番街を南下した後の話。以下の宿に泊まった日の翌朝)

 大阪西成探訪・動物園前一番街を歩く(2018/12)
 安宿・大阪「ビジネスホテル来山北館」(1泊2500円~)へ(2018/12)


●年季の入ったアーケード
屋根のトタンの色あせ具合や電灯の形(支柱の微妙な曲がり具合)に時代を感じる。
右の「フードショップ マナベ」という看板の表現も微妙でいい感じ。
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●ロングセラー商品?とキャラクター
途中にあった激安自販機。
(西成といえばこれのチェックは欠かせない)

 大阪西成探訪・萩ノ茶屋駅の酒自販機を1年ぶりに見に行く(2018/12)

「ロングセラー商品!」と値札の付いた「ぐんぐんグルト(100円)」だが、そこに黒く描かれたシルエット(特徴的な髪型から、日曜夜の魚介系家族アニメのキャラと思われる)の歴史から見たらまだひよっ子だろうか。
(ぐんぐんグルトは2016年からの発売らしい)
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●新開筋商店街とハルカス
途中でアーケード街を東へと曲がって進み、新開筋商店街を抜けると、その先には高層マンションとあべのハルカスが聳える。
古めかしいアーケードから一気に世界が変わった感じ。
(「あべのマルシェ」と言う看板が見える。朝8時頃ということで付近には通学する子供なんかもいた)
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●外貨両替機と英語マップもある飛田新地
アーケード内に戻ると見つけた看板。
飛田新地エリアの門の場所や通り(大門通りなど)の名前が英語で示されてて、外国人でも歩きやすくなっている模様。
(複数通貨に対応した両替機の場所も示されてるが、何のためのお金を用意するというのだろうか…)
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ドヤ街の食事(大阪西成・スーパー玉出(今池店)の惣菜・2018/12)(3)

今回は、先日に続いてまたドヤ街に泊った時に食べた物の話を。

 ドヤ街の食事(大阪西成・スーパー玉出(本店?)の惣菜・2018/12)(2)

この日は泊まった宿(以下)に近かった「スーパー玉出・今池店」を見てきた。
(動物園前一番街のアーケード商店街を結構奥に入った先。夕方に行くと仕事終わりらしい年配客が歩きや自転車で入れ替わり立ち代り来ていた)

 (公式サイト)今池店   店舗情報   大阪の激安スーパー玉出
 安宿旅行記・新今宮駅「パークイン(PARK INN)」(1泊1400円~)


こちらがお店の外観。
「スーパータマデ へようこそ」の派手なネオンサインが暗いアーケード街の中で輝いていた。
(街並みの描き方が近未来っぽい感じだが、実際の周りの街並みは昭和のまま(以下参照)ってのがなんともいえず…)

 大阪西成探訪・動物園前一番街を歩く(2018/12)

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●大阪名物をワンコイン(100円)から
大阪名物として外せないたこ焼きが1パック100円。お好み焼きは128円。
(数年前に紹介した時は100円だったが、諸物価高騰や増税で値上がりした模様)

 大阪・ドヤ街のお食事

でも「20円引き」シールを待てば実質ほぼ同じ?
(逆さまに貼られてることもあるのが玉出クオリティ)

なお、右側にある黒いパックは「たこ焼き・お好み焼き」のセットで198円とこれまたお手軽。
(こちらも「20円引き」なのがありがたい)
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●冬でも冷やし麺が一杯
こちらの棚は麺類コーナー。
ぶっかけうどん、冷やしうどん、冷やしそばがそれぞれ138円。
(そしてこちらも「20円引き」シールの嵐。17時過ぎでこの割引)

冬なのに冷やし?と思うが「レンジで3分」シールが貼られてるので各自ホテルのレンジで温めれば問題なし。
なお、左上の「甘辛牛肉のうどん(ただの「肉うどん」ではなく)」は218円と西成でも肉が高級品なのを実感。
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そしてご飯ものの棚へ。
ネーミングと見た目でやられて撮影したのがこちらの「カツめし(298円)」。

ご飯にキャベツ、そしてソースのかかったカツ(「豚肉」とあるのでトンカツ…のはず)が乗った豪快な一品。
肉体労働で疲れた後、シンプルに肉と飯を味わいたい方にオススメか。
(以前紹介した、白ご飯に鳥唐揚げを乗っけただけの「とりめし」などの系譜だろうか)

 ドヤ街の食事(スーパー玉出の惣菜。2017・春)

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今後も新商品が楽しみである。

にしなりくんは生きていた…大阪・西成観光マップ事情(2)

今回は、先日に続き、西成に泊まった時にホテルでもらった観光用地図・パンフレットの話を。
(最近は外国人が増えてるせいか、英語や中国語など外国語対応された地図の方が日本語のよりも多い気がする)

 多言語対応に「いらすとや」も…大阪・西成観光マップ事情

●「ぼちぼちいこウォーカー」
以前紹介の西成のゆるキャラ「にしなりくん」が表紙の地図。
(発行は「ぼちぼちいこ課」らしい。「すぐやる課」を思わせるネーミング)

 あいりん地区改善計画/「西成ゆるキャラ」使った観光マップ

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表紙の絵が西洋人風な通り、お店の詳細説明は日本語だが、メニュー紹介などは英語併記と完全に外国語対応ができている。

紹介されている地域は、新今宮駅から萩ノ茶屋駅・今池駅の通り、南海線、動物園前一番街で囲まれたエリア。
(自分が以前歩いた場所も紹介されていた。あの有名な「三角公園」の先のお店なども紹介されていて、あの辺りまで足を伸ばすのはちょっと勇気がいりそうだが…先日読んだ本の影響もあるが)

 「ルポ西成」を読んだ話/新世界国際劇場のR18っぽい映画看板など
 大阪西成探訪・動物園前一番街を歩く(2018/12)

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●「電電街」(日本橋でんでんタウン)地図
西成から歩いてもまあまあ近い電気街・日本橋の地図。
(表紙は中国語なのに、イラスト中の浮世絵女性が持っているマップは「denden-town」と英語なのが不思議)
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おなじみの家電・パソコンやゲームショップから、ネジなどの部品やロボットの店など細かい所までお店をリストアップしている。
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ちなみにメイドカフェは中国語だと「女僕 珈琲館」となるらしく、字面でちょっとドキっとした。
(下僕の「僕」だと思うと、違う意味のお店と勘違いする人が出るのでは…と他人事ながら心配)
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「日本流行文化最前線!」とあるが、「最前線」というのは微妙だとしても、もうかれこれ20年近くメイドカフェの文化って続いてるのかと思うと感慨深いものがある。

なお「日本最有名」な餃子店として「餃子の王将」がピックアップされていた。
(まあ観光地図らしいアオリということで…)
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※今後地図がアップデートされれば、近年日本橋~通天閣界隈で店舗を増やしてるレトロゲーセン(観光客向け)なども掲載されるのだろうかと思ったり。

 レトロゲーセン巡り・大阪・新今宮駅「かすが娯楽場」
 大阪・通天閣「 #レトロゲーセンザリガニ 」へ(2017/12)

ちなみにマスコットキャラクターはコンセント型の「でんのすけ」。
フランス語やスペイン語など含め7ヶ国語で挨拶していた。

 

「ルポ西成」を読んだ話/新世界国際劇場のR18っぽい映画看板など

●ルポ西成
國友公司・著。
西成で約2ヵ月半に渡り飯場作業、ドヤのスタッフなどをしながら生活した著者の体験ルポ。

ルポ西成 七十八日間ドヤ街生活

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先日閉鎖となった「あいりんセンター」(以下関連ニュース)での仕事探しに始まり、作業員として入った建築現場(ビル解体)での危険な作業、その後に働いたドヤ(南海ホテル)での仕事内容や住人の様子、さらに深夜の西成を散策した風景や闇市、売人など危険な部分にも突っ込んだ話が多い。

 西成あいりんセンター閉鎖騒動、行政vs日雇い労働者 - エキサイトニュース

様々な経歴を持つ作業員やホテルスタッフとの交流、オカマが集まる噂のある某映画館への突入など、多様な住人の様子を通じて西成の本性がよくわかるのが興味深い。
(自分は基本的に宿泊地(そのついでの散策地)として利用するのがほとんどで、住人と関わる勇気も余裕もなかったので新鮮)

※新世界国際劇場。
 外には「トリプル不倫」「離婚妻狂乱」などR18っぽい映画タイトルや映画をイメージした画(半裸の女性だったため一部トリミング)が描かれていた。
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※人夫を探す手配師らしい車。
 このような車で作業現場に向かうシーンなども綴られている。
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西成地区の中でいままで自分が歩いたことのある場所のすぐ近くに結構危ない場所もあったのだと思うと、少しぞっとするものがある。
(萩ノ茶屋商店街の南側、1本、2本裏道に入った場所が有名な三角公園や組事務所の集まるエリアだったとか、以前泊まったホテル和香の裏手が昼飲みの溜まり場「三先通り」だったとか。そういえば和香で泊まった日は朝も夜も外が酔っ払いで騒がしかったなあと思い出したり)

 大阪西成探訪・萩之茶屋本通商店街で見かけた貼紙など(2018/12)
 安宿旅行記・大阪・西成「ビジネスホテル 和香」(1泊1600円~)


そんな西成・ドヤでの生活の中で綴られた著者の思いにも所々共感する部分があったのだが、以下、印象に残った一節。

●「『なんのために生きるのか?』と私たちはよく考えるが、別に何かのために生きなきゃいけないなんて一体誰が決めた?」

 >今はネットやSNSのせいで情報過多で「よりよく生きるには」と考えて他人を見てるといくら考えても答えが出ないという罠。
  考えるのに疲れたら自分の中での原始的な楽しみにかえって、「うまい」「気持ちいい」「楽しい」だけで生きるのもたまにはいいじゃないかと。
  それが許されるのが西成で、自分が年に数回、別荘のように泊まりに行くのもそういう気分でリフレッシュするためなんだと改めて思った。


●「(西成の他に)私にはまだ行かなくてはならない場所、やらなければいけないことが山ほどある」

 >人生の目的を見失った時、全てを捨ててここに飛び込めばゼロから新たな目的を見出せるのかもしれない。
  (絶望の奥底に希望があった(?)パンドラの箱のようなものとでもいうか)
  周りの西成住人がどうこうという以前に、まず自分の中にやる気が残ってるかどうかで飛び込んでから引き返せるか、否かが決まるのだろう。



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